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2008年11月14日 星期五

「台湾人いじめだ」陳水扁氏の故郷で抗議

【台南(台湾南部)=竹内誠一郎】台南県官田地区にある陳水扁前総統の実家付近では13日、後援会長の黄永田さん(56)らが逮捕に抗議し、陳氏の拘置番号「2630」をTシャツに描き、両手に手錠をかけ、プラカードを掲げて練り歩いた。

黄さんは陳氏が所属していた民進党の党員ではないが、台湾独立を主張する陳氏を支持してきた。

黄さんは十数人の住民を前に「前総統に公衆の面前で手錠をかけた。中国と通じる馬英九(総統)による台湾人いじめだ」と気勢を上げた。

(2008年11月13日23時41分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20081113-OYT1T00880.htm

逮捕された台湾の陳前総統がハンスト
 【台北=新居耕治】総統府機密費の流用などの疑いで12日に逮捕された台湾の陳水扁前総統の弁護士は13日、前総統がハンガーストライキに入ったことを明らかにした。前総統は「司法の死」「反共産、反独裁」などを訴え、水を飲むだけで食事を拒否しているという。
 総統経験者の初の逮捕から一夜明けた台湾では、前総統の支持者数十人が台北看守所(拘置所)の周りで前総統の釈放を求めたが、大規模な抗議活動は起こっていない。(13日 21:01)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20081113AT2M1303913112008.html

陳前総統、拘置所でハンスト 計5食を拒否

2008年11月13日20時30分印刷ソーシャルブックマーク
 【台北=野嶋剛】不正送金容疑などで逮捕された台湾の陳水扁・前総統が、逮捕からまる1日以上が経過した13日午前の時点で水以外を口にせず、ハンガーストライキを続けていることを、同日に接見した弁護士が明かした。

 陳前総統は12日朝に台北郊外の拘置所に移されてから、計5食を出されたがいずれも拒否。「司法が死んだことを哀れむ」「民主の退化を悼む」「『台湾国』のため生命を犠牲にしたい」など10の理由を挙げたという。

 陳前総統は独房で差し入れの本や事件関係の書類などを読んで過ごしている。検察は原則2カ月以内に起訴の判断をすることになっており、いつまでハンストを続けるかは不明だが、現時点では陳前総統の顔色は良く、血圧がやや高い以外は、健康だという。

 陳前総統の逮捕に対して民進党本部は、激しい抗議行動を抑制するよう地方組織に指示している。中国の陳雲林・海峡両岸関係協会会長への抗議行動が過熱して「暴力政党」との批判を受けたことなどへの配慮と見られるが、陳前総統への支持者が多い南部などでは独自に動き出すべきだとの意見も強い。ハンストによって支持者の感情が一層刺激される可能性がある。

     ◇

 台湾の中央通信によると、台湾最高検特捜チームは13日、陳前総統の長男、陳致中氏夫妻に対し、事情聴取のため14日の出頭を求めたと報じた。長男夫妻は海外口座開設の実行役だったとされる。陳前総統の長女、陳幸●(●は女へんに予)氏は証人として出頭を要請された。
http://www.asahi.com/international/update/1113/TKY200811130258.html

台湾:陳前総統逮捕 陳前総統、拘置所内でハンスト開始

 【台北・庄司哲也】総統府の公金横領やマネーロンダリング(資金洗浄)などの疑いで逮捕された台湾の陳水扁前総統(57)は、拘置所内でハンガーストライキを始めた。弁護士が13日、明らかにした。

 陳前総統はハンストの理由について「司法の死、民主化の後退、独裁」などへの抗議を挙げているという。

毎日新聞 2008年11月14日 東京朝刊
http://mainichi.jp/select/world/news/20081114ddm007030135000c.html

台湾前総統がハンスト 拘置所で「政治捜査」抗議
2008年11月14日 朝刊
 【台北=栗田秀之】台湾総統府の国務機密費流用などの疑いで逮捕された陳水扁前総統(57)がハンガーストライキに入った。接見した弁護士が13日、明らかにした。別の収賄事件で5日に逮捕された野党民進党の蘇治芬雲林県長(55)も無実を訴えてハンストを続けており、馬英九国民党政権に対する「政治的な捜査」という批判を身をもって訴えている。
 前総統は12日朝に逮捕され、台北県の拘置所に拘置されている。弁護士によると、11日に最高検に出頭して以降、12日未明に豆乳などを飲んだ以外は一切食事を絶っている。
 ハンストに当たって前総統は「司法の死を哀(かな)しむ」「権力の脅威と独裁に反対」「中国と台湾はそれぞれ別の国」など10項目のメッセージを出し、「審判が始まる前に判決が下された」と主張した。
 前総統のハンストは、各地で抗議の意志を示している熱狂的な支持者の動向を左右する可能性がある。
 一方、既にハンスト9日目に入った蘇県長は、前総統とは違って検察当局からの召喚や事情聴取もなく、いきなり連行された。保釈金600万元(約1800万円)が示されたが、抗議の意を込めて拒否した。蘇県長の逮捕過程には法学者も「やり過ぎ」と批判しており、支援者の抗議活動も当初から続いている。
http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2008111402000054.html

前総統逮捕 台湾民主政治の大きな汚点(11月14日付・読売社説)
陳水扁前総統の逮捕は、過去10年以上にわたり民主化路線を歩んできた台湾政治にとって大きな汚点となろう。

 国民党の長期支配を打破し、台湾初の政権交代を成し遂げて、民主化の立役者となった陳氏の転落は衝撃的でもある。

 陳氏の支持者が多い民進党は、有権者に冷静な対応を呼びかけている。少数派の大陸出身者と多数派の台湾出身者との間の対立感情をいたずらに煽(あお)ることなく、理性ある対応を望みたい。

 急速な対中接近で支持率が急落している馬英九・国民党政権も、今回のスキャンダルで、自らの政権浮揚を図ろうとするような言動は慎むべきだ。

 中国の対台湾窓口機関代表の陳雲林氏が、先週に初訪台し、中台間の直行便拡大などで合意した直後のタイミングだった。

 台湾との将来的な統一を狙う中国にとって、独立強硬派である陳前総統の逮捕は好都合に映るだろう。台湾住民は、こうした中国の見方もわきまえておくべきだ。

 今年5月の退任まで2期、8年間にわたり総統を務めた陳氏の政権は、再選後から、一族・側近による不正が目立ち始めた。

 06年には娘婿による公営企業株のインサイダー取引による不正事件が発覚し、有罪が確定。呉淑珍・前総統夫人の不正蓄財も発覚し、現在は公判中の身である。

 こうした不正に住民の抗議行動が広がり、政局は混迷した。

 先の総統選挙で、民進党候補が国民党の馬英九氏に大敗した大きな原因は、陳水扁総統(当時)をはじめとする政権の腐敗・汚職ぶりに有権者が強い拒絶反応を示したためだった。

 陳前総統の直接の逮捕容疑は、資金洗浄(マネーロンダリング)、収賄、横領など五つに上る。

 今年8月に不正が明るみに出て以降、すでに側近ら9人が逮捕された。陳前総統の任意調べも4回に及び、検察当局は慎重に捜査を進めたことをうかがわせる。

 陳前総統は、過去の選挙資金の余剰分とされる約2000万米ドル(約20億円)を、海外の銀行口座に送金し、資金洗浄を通じて、不正蓄財した疑いが出ている。

 長男や夫人の兄らの名義を使い、送金先をスイスやカリブ海などの銀行へ転々と変えたのは、出所をごまかすためだったのか。

 民進党が金権腐敗だと批判していた国民党も顔負けの不正だ。清潔な政治が看板の民進党だけに、陳前総統の犯罪を徹底解明することから党再生を始めるべきだ。

(2008年11月14日01時51分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20081113-OYT1T00841.htm

台湾独立派の退潮を期待=陳氏逮捕に高い関心−中国
 【北京12日時事】台湾の陳水扁前総統の逮捕について、中国国務院台湾事務弁公室の範麗青報道官は12日の記者会見で「注目している」と述べ、直接のコメントを避けたが、中国政府が台湾独立派の頭目と見なす陳氏の政治的失墜を歓迎し、独立派の退潮を期待しているのは間違いない。
 範報道官は「拘束は馬英九総統と中国共産党の共謀」とする陳氏の主張を「でたらめだ」と一蹴(いっしゅう)。中国は無関係との立場を示すとともに、「この拙劣な手口の目的は誰でも分かる」と切り捨てた。
 中国メディアは陳氏拘束を大きく報じ、高い関心を示した。北京青年報や環球時報など12日付各紙は、手錠をかけられた陳氏の写真を1面に掲載。新華社や中国中央テレビも詳報している。(2008/11/12-14:54)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200811/2008111200546&rel=j&g=int

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