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2008年12月23日 星期二

Tuan Yuan


【12月22日 AFP】中国・台湾の関係改善を象徴して中国から贈られる2頭のジャイアントパンダが、まもなく台湾に向けて出発する。

 贈られるパンダは、ともに4歳の「団団(トァントァン、Tuan Tuan)」と「円円(ユェンユェン、Yuan Yuan)」で、中国語で再会、統一を意味する「団円」にちなんだ名前だ。2頭はもともと四川省の臥龍(Wolong)自然保護区に暮らしていたが、5月の四川大地震を機に雅安(Ya'an)の研究センターに避難していた。

 台湾の当局者や獣医は22日に専用機で四川省成都(Chengdu)に飛び、引き渡し式のあと、翌日に2頭を連れて台北(Taipei)に戻る予定だ。

 台北のハオ龍斌(Hau Long-bin)市長は、「パンダの到着は中台関係改善の重大な第一歩」と手放しの喜びようだ。2頭の新しいすみかとなる台北市動物園にはパンダを目当てに年間600万人以上の来場者があるだろうと、市長は推測する。市は、約1000万ドル(約9億円)を投じて、1200平方メートルの飼育・鑑賞施設を新設。飼育員2人を四川省に派遣して訓練を受けさせるなど、パンダ受け入れの準備を着々と進めてきた。

 台北市は24日に歓迎式典を開催するが、主役のパンダたちは30日間の検閲を経なければならないために「欠席」する。検閲で健康状態が確認されれば、09年1月25日からの春節期間中にもお披露目される予定だ。

 中国から台湾へのパンダ贈呈は、2005年に国民党の連戦(Lien Chan)主席(当時)が中国を訪問した際に持ち上がったが、陳水扁(Chen Shui-bian)前総統は、中国はいわゆる「パンダ外交」で台湾の人びとの機嫌をとろうとしていると主張し、在任中はパンダの受け入れを拒否していた。

 2005年当時に台北の市長を務めていた親中派の馬英九(Ma Ying-jeou)氏が、今年3月の台湾総統選で当選したことで、パンダ贈呈がようやく実現の運びとなった。(c)AFP中国が台湾にパンダ2頭を贈呈、23日に台北到着


中国が台湾への寄贈を申し出たつがいのパンダが23日、中国四川省から民間専用機で台北に到着した。

陳水扁前政権は希少動物の国際取引を禁じるワシントン条約への抵触を理由に受け取りを拒絶したが、中台関係の修復を急ぐ馬英九政権はあっさりと受け入れを決めた。

中国は民意を取り込む「パンダカード」を台湾にも切った格好だが、台湾側はあまり盛り上がりを見せていない。

 台北近郊の桃園国際空港に着いたパンダは四川省の自然保護区で飼育されていた「団団(トワントワン)」と「円円(ユエンユエン)」。

中国側が命名した2頭の名前を合わせると、中国語の「団円」(別れていた家族が再び一緒になる)となり、これが「終極統一」を目指す中台政権の政治メッセージとみる向きもある。

 パンダは空港到着後、およそ3億1000万台湾元(約8億4000万円)を投じて新設された台北市動物園の専用飼育施設に運ばれ、約1カ月間の検疫手続きの後、来年1月下旬の春節(旧正月)の連休から一般公開される予定という。

 中国は2005年5月、訪中した当時の連戦・中国国民党主席に寄贈を持ちかけ、急接近する国民党との融和ムードを演出した。

だが、「主権独立」を主張する陳前政権は中国による懐柔工作を警戒し、パンダ寄贈を「国家間取引」と位置付け、ワシントン条約を盾に申し出を拒否した。

これに対し馬総統は今年5月の就任早々、パンダを受け入れると表明。

パンダと引き換えに台湾側は希少動物のカモシカを送り、受け渡しは「国家間」ではなく、「大陸地区と台湾地区における希少動物の交換」という枠組みで行うことを決めた。

 このため日中間で取り交わす「貸し出し方式」とは異なり、年間100万ドル(約9000万円)の賃料は発生しない。

書類上は中国四川省の「成都」から「台湾台北」への移動という扱いで、台湾の中央通信によると、ワシントン条約事務局(本部・ジュネーブ)広報官は22日、取引は「国内交易と見なす」と確認した。

 ただ、台湾側にかつてのパンダ・フィーバーはなく、パンダ・グッズの売り上げなどによる経済効果も期待しにくい状況だ。

馬政権は支持率低迷が続く中、こうした失望感の拡大を警戒している。
“国内交易”でパンダ到着も… 台北盛り上がらず

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