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米政府は今年3月、アイダホ(Idaho)、モンタナ、ワイオミング(Wyoming)3州に生息するハイイロオオカミについて、個体数が回復したとして絶滅危惧リストから正式に除外した。これを不服とした、12の環境保護団体が、除外は「捕獲を是認するもので、大量に狩猟される恐れがある」として4月、政府の決定を覆すべく提訴していた。
米国本土のオオカミは、1974年までにほとんど姿を消してしまったが、オオカミの再繁殖を目指して1995年、カナダのハイイロオオカミ66頭がアイダホ州とイエローストーン国立公園(Yellowstone National Park)に放たれた。現在、アイダホ、モンタナ、ワイオミングの3州に1200頭が生息すると推定されているが、農家の間には家畜が襲われるとして警戒する声もある。(c)AFP
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